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スタックマシンコマンドは, スタックマシンである server に何らかの操作を行
わせるために用意されている. いくつかのコマンドは, よく用いられる形で, 他
のコマンド, データとともに, Asir の組み込み関数により送られるが, ユー
ザが明示的にあるコマンドを送る必要がしばしば生ずる. スタックマシンコマン
ドは 32 bit 以下の整数であり, ox_push_cmd()
コマンドで送信できる.
以下で, 代表的なスタックマシンコマンドについて解説する. SM_xxx=yyy
で, SM_xxx が mnemonic, yyy が値である.
以下で, スタックからデータを取り出すとは, スタックの一番上からデータを
取り除くことを言う.
- SM_popSerializedLocalObject=258
-
server が `ox_asir' の場合に, 必ずしも CMO で定義されていない
オブジェクトをスタックから取り出し, 通信路に流す.
- SM_popCMO=262
-
CMO オブジェクトをスタックから取り出し, 通信路に流す.
- SM_popString=263
-
スタックからデータを取り出し, 可読形式の文字列に変換して通信路に流す.
- SM_mathcap=264
-
server の mathcap をスタックに積む.
- SM_pops=265
-
スタックから取り出したデータを個数として, その個数分スタックから
データを取り除く.
- SM_setName=266
-
スタックからデータを変数名として取り出し, 次に取り出したデータをその
変数に割り当てる. この割り当ては, server 固有の処理として行われる.
- SM_evalName=267
-
スタックから取り出したデータを変数名として, その値をスタックに載せる.
- SM_executeStringByLocalParser=268
-
スタックから取り出したデータを, server 固有の parser, evaluator で
処理し, 結果をスタックに載せる.
- SM_executeFunction=269
-
スタックから, 関数名, 引数の個数, 個数分の引数を取り出し, 関数を呼び出し
結果をスタックに載せる.
- SM_beginBlock=270
-
データブロックのはじまり.
- SM_endBlock=271
-
データブロックの終り.
- SM_shutdown=272
-
server との交信を切断し, server を終了させる.
- SM_setMathcap=273
-
スタックのデータを client の mathcap として, server に登録を要求する.
- SM_getsp=275
-
現在スタックに積まれているデータの数をスタックに載せる.
- SM_dupErrors=276
-
現在スタックに積まれているオブジェクトの内, エラーオブジェクトのみ
をリストにして, スタックに載せる.
- SM_nop=300
-
なにもしない.
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