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主な式の構成要素としては, 次のようなものがある.
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加減乗除, 冪
冪は, `^' により表す. 除算 `/' は, 体としての演算に用いる.
例えば, 2/3
は有理数の 2/3
を表す.
整数除算, 多項式除算 (剰余を含む演算) には別途組み込み函数が用意されている.
x+1 A^2*B*afo X/3
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インデックスつきの変数
ベクトル, 行列, リストの要素はインデックスを用いることにより取り出せる.
インデックスは 0 から始まることに注意する. 取り出した要素がベクトル,
行列, リストなら, さらにインデックスをつけることも有効である.
V[0] M[1][2]
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比較演算
等しい (`=='), 等しくない (`!='), 大小 (`>', `<',
`>=', `<=') の 2 項演算がある. 真ならば有理数の 1, 偽ならば
0 を値に持つ.
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論理式
論理積 (`&&'), 論理和 (`||') の 2 項演算と, 否定 (`!')
が用意されている. 値はやはり 1, 0 である.
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代入
通常の代入は `=' で行う. このほか, 算術演算子と組み合わせて
特殊な代入を行うこともできる.
(`+=', `-=', `*=', `/=', `^=')
A = 2 A *= 3 (これは A = A*3 と同じ; その他の演算子も同様)
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函数呼び出し
函数呼び出しも式の一種である.
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`++', `--'
これらは, 変数の前後について, それぞれ次のような操作, 値を表す.
A++ 値は元の A の値, A = A+1
A-- 値は元の A の値, A = A-1
++A A = A+1, 値は変化後の値
--A A = A-1, 値は変化後の値
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