Asir のユーザ函数は,
def 名前(引数,引数,...,引数) { 文 文 ... 文 }
という形で定義される. このように, 文は函数の基本的構成要素であり, プロ グラムを書くためには, 文がどのようなものであるか知らなければならない. 最も単純な文として, 単文がある. これは,
S = sum(N);
のように, 式に終端記号 (`;' または `$') をつけたものである.
この単文及び類似の return
文, break
文などが文の最小構成
単位となる. if
文や for
文の定義 (See section 文法の詳細) を見れ
ばわかる通り, それらの本体は, 単なる一つの文として定義されている. 通常
は, 本体には複数の文が書けることが必要となる. このような場合,
`{' と `}' で文の並びを括って, 一つの文として扱うことがで
きる. これを複文と呼ぶ.
if ( I == 0 ) { J = 1; K = 2; L = 3; }
`}' の後ろには終端記号は必要ない. なぜなら, `{' 文並び
`}'が既に文となっていて, if
文の要請を満たしているからで
ある.
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